11月22日水曜日。晴れ時々曇り。朝は6℃、日中は19℃。ここのところ晴天続きですが、気温が低めで空気が乾燥しているせいか、私、全身皮膚が乾燥してカサカサです~。
今日のクリニックはやっぱり混雑。胸部圧迫感や動悸などの胸部症状の方がちらほら。気温が下がったせいか、しつこい咳の方も増えて来ました。それでも熱の方は少数。
最近、小田急線車内ドア上のモニターに映し出された画面を見ていたら、神奈川県の特定健診受診啓発の広告動画が。それによると神奈川県国民健康保険の特定健康診査の令和2年度実施率が全国最下位だったそうです。「どうした神奈川県民!」って、う~ん、確かに。
「医療費適正化計画の目標値の現状について」という神奈川県健康医療局の資料を拝見すると、令和2年の全住民の特定健診受診率は全国で53.1%だったのに対して神奈川県は52.4%と全国で19位(因みに1位山形、2位東京、と続き、最下位は北海道)。それほど悪くはありません。
問題は国民健康保険の対象者。国民健康保険は言うまでもなく職場や組合などの健康保険に加入していないすべての人が対象で、主に自営業やパート・アルバイトの方などが含まれます(ただし75歳以上の方と生活保護を受けている方は対象外)が、その国民健康保険対象者の受診率が全国の中で神奈川県が最下位だったということのようです。因みに受診率1位は山形県。以下2位鳥取県、3位岩手県と続き、下位は福井、茨城、そして最下位が神奈川県!。
世代別に見ると国保は被用者保険に比べて若年層における受診率が低いようです。また国保の保険者別(自治体別)にみると大和市は33市町村の内の13位。因みに1位寒川町、2位清川村、3位藤沢市と続き、下位は横浜市、相模原市、中井町となっています。人口規模別に見ると対象者の6割を占める大規模市町村(横浜31位、川崎26位、相模原32位)の受診率が低いようです。
以上をまとめると、「若い方」「自営業やパート・アルバイトの方」「大規模市町村(横浜、川崎、相模原)に住む方」に積極的にアピールしなければならないということでしょう。チョッと考えればいかにも受診率が悪そうな集団!?。でも東京でも大阪でもなく、なぜ神奈川なのかは疑問が残ります。
さらに言えば、この人たちは会社勤めの方たちに比べて電車に乗る機会は少なそう。果たしてこの広告を見る機会がどれほどあるのか・・・。
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