12月22日金曜日。晴れ。朝は−2℃、日中は8℃。昨日に引き続き朝から快晴になりましたが冬型の気圧配置が続いて更に厳しい寒さになりました。今シーズン初の氷点下でしょうか?
今日のクリニックは朝からとっても混雑。長引く咳の方が更に多くなりました。いつもの・・・なんて思っていると、今日も中に肺炎の方、心不全の方や、間質性肺炎の方などが混在していて、診る方(当方)も診られる方(患者さん)も油断大敵です。どうか自宅で粘らずに早めに受診して下さいませ。徐々に発熱の方も多くなって来て、当院でも検査をしてみると軒並みコロナ陽性。また頭をもたげて来た感じです。
今日発表になった最新(12月11日~17日の週)の定点報告では、新型コロナウイルス感染症は全国で前週の3.52から4.15へ増加、神奈川県でも前週の2.01から2.50へ増加していました。年末年始で人の移動や集まりが多くなると一挙に増えてしまうかも!?。
一方、インフルエンザは全国で前週33.72から29.94へ減少していました(神奈川県では前週23.22から24.18へ増加していました)。新型コロナウイルス感染症はジワリジワリと増加局面に入り、一方インフルエンザは“上げ止まった”感じ・・・でしょうか!?。
さて今日は二十四節気の冬至。日の長さ(日の出から日の入りまで時間)が一年で最も短い日です。日の出が一番遅くて日の入りが一番早い日ではありませんので念のため。冬至より日の出が遅い日、日の入りが早い日は冬至の1週間前後になります。これは公転軌道が楕円形であることなどに起因しているそうです。
冬至と言えば真っ先に思い浮かぶのは柚子湯。写真は1ヶ月ほど前に東京都練馬区の牧野記念庭園で撮った柚子。
柚子の原産は中国揚子江上流で、日本には奈良、飛鳥時代あたりに渡来したそうですが、柚子湯の起源は中国ではなく、銭湯が出来た江戸時代に客寄せのための「催し湯」のひとつとして冬至の日に柚子を入れたのが始まりとか。
「冬至の日に柚子湯に入ると1年中風邪をひかない」という言い伝えは、単なる銭湯の客寄せであってエビデンスがある訳ではありません。そういえば「土用の丑の日に“う”の付くモノを食べると縁起が良い」というのも江戸時代のうなぎ屋さんの陰謀。昭和になってからのバレンタインデーだってチョコレート会社やデパートの陰謀です。どの時代にも商売上手の方がいるもので、あまり踊らされないようにしなくてはなりません~。
因みにわが家では毎年冬至に柚子湯に入っていますが、毎年しっかりとかぜはひきます・・・(*_*;。
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