1月10日水曜日。晴れのち曇り。朝は0℃、日中は13℃。高気圧は日本の東へ移動。低気圧や前線の影響を受けて天気は下り坂。
今日のクリニックはやっぱり混雑。かぜ症状の方はやはり多めで、大雑把には発熱の方の70%がA型インフルエンザ、20%が新型コロナウイルス感染症、残り10%がどちらでもない・・・って感じでしょうか。寒くなってから血圧関連でいらっしゃる方も増えました。
さて今日はチョット古くなってしまいましたが、寒いので暖かいネタを。昨年11月の石垣島の続きです。
前回は12月に「蝶の島その1」としてアップして以来のご無沙汰になってしまいました。石垣空港には午前中に着きレンタカーで於茂登岳の山麓へ。
於茂登岳は標高526mの沖縄県最高峰。11月で暑さはだいぶ和らいだとは言え、石垣島はまだまだ“夏”が続いていました。
早速、葉先でテリトリーを張る「ヤエヤマムラサキ」のオスに遭遇。本種は東南アジアに広く分布する大型のタテハチョウで、元来日本では迷蝶として扱われていましたが、近年は土着している模様。
地面を見れば、湧水で吸水している「クロアゲハ」のオス。「クロアゲハ」は鶴間でも普通に見られますが、石垣島の「クロアゲハ」は沖縄・八重山亜種として日本本土亜種と分けられています。日本本土亜種に比べて、後翅の赤色紋が発達し、尾状突起が短いのが特徴です。
下の写真は葉上で休息中の「ヤエヤマカラスアゲハ」のオス。北海道から九州にかけて見られるのは「カラスアゲハ」で、奄美大島から沖縄諸島に分布する「オキナワカラスアゲハ 」、八重山諸島に分布する「ヤエヤマカラスアゲハ」とは別腫とされています。
車をさらに進めると、突然一斉に飛び立つ黄色い蝶の群れが眼前に。集団で吸水しているキチョウの仲間の群れに踏み込んでしまったようです。車を停めてしばらく待っていると少しづつキチョウたちが戻って来ました。
石垣島にはキチョウの仲間が3種類、「キタキチョウ」、「ミナミキチョウ」、「タイワンキチョウ」が混棲していて、遠くからの写真だけでは区別出来ません。
茂みの中に翅を静めている「ミカドアゲハ」を発見。だいぶ翅が痛んでいるので羽化からは時間が経っていそうです。今回の遠征では「ミカドアゲハ」はこの1頭しか見かけませんでした。
視界の端で動きを感じたのでシジミチョウかと思ったら尻尾の長いトカゲでした。爬虫類の仲間の名前は全く知りません・・・。
反対側に目を向けると・・・おおっ、初めて見る蝶の姿が!。
興奮気味にシャッターを押しました。日本の蝶類図鑑には載っていないこの蝶の正体は・・・。
続きはまた後日に~。
コメントする