2月7日水曜日。晴れ。朝は0℃、日中は9℃。朝は冷え込んだものの、日中は晴れて日差しは暖かくなりました。路肩に消え残っていた雪は今日でほとんど消えました。
今日のクリニックは朝のうちは予約外の方も少なくて余裕で診療をしていましたが、何故か昼前になって混雑。午後もその喧騒は続いてヘロヘロに。発熱の方は新型コロナと感染性胃腸炎の方で、インフルエンザの方はいらっしゃいませんでした。
さて寒い時は暖かい話題ということで昨年11月の石垣島の続きを。
先日今回の収穫第一位のルリモンジャノメについて書きましたが、第二位はと言えば、チョっと希少性は落ちますがマルバネルリマダラでしょう。
下の写真はバンナ岳の山頂近くで撮ったもの。類縁種と同じく裏面の模様は至って地味。
なかなか良い場所に止まってくれませんし、止まってもなかなか翅を開いてくれません。結構チャンとした写真を撮るには根気が必要!?。
翅が開きかかると表面の濃い青紫がチラリ。
なかなかシックな装いです。
マルバネルリマダラは、やはり迷蝶の扱いですが石垣島まで来れば見れる確率は高い種類。私自身は初めての邂逅でした。
1973年(昭和48年)発行の「原色台湾蝶類図鑑」(白水隆著、保育社)の本種分布概念図によれば、台湾、先島諸島を北限に東南アジアに広く分布しているようです。
周辺には良く似た近縁腫のツマムラサキマダラがたくさん飛んでいました。こちらも元々は迷蝶ですが、1992年以降は八重山諸島、沖縄本島、奄美諸島で定着しています。
慣れれば飛び方で両種は判別出来ます。ツマムラサキマダラは、以前沖縄本島でもたくさんの群れに出会いました。
マルバネルリマダラをネットで検索していたら、どうやら2022年夏から多摩動物園の昆虫生態園で飼育されているようです。
な~んだ、わざわざ石垣島まで行かなくても、とっても近いところで見れるみたいです。う~ん、嬉しいような悲しいような・・・。
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