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最後の205系

2月2日金曜日。曇り。朝は3℃、日中は7℃。早朝の通勤時の電車内には受験生の親子連れが目立ちました。そんな季節ですね~。

今日のクリニックは朝から結構混雑気味でした。月が変わると心機一転、暫く中断していた薬を再開する気になって再診される方がいらっしゃいます。本日受診された方は毎回薬が無くなってから受診。カルテを紐解いて見ると、今まで一度も内服した状態で血圧を測ったことが無いではありませんか!。毎回降り出しは困ります~。

さて今日は昨年末の京都行きの続きを。

京都で新幹線を降りて在来線の連絡改札を抜けると、右側に奈良線のホームが垣間見えます。ここにはいつも関東では見かけなくなった懐かしい“国電”が止まっているので必ず偵察することにしています。(注:国電とは日本国有鉄道の電車で、大都市周辺で運転された近距離専用電車のことです。最近は“国電”が通じないことが多くなって来ましたので念のため。)

今回は205系1000番台が並んでいました。

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奈良線の電車は京都と奈良の2大観光地を結ぶ路線(ただし線路の戸籍上は京都~木津間が奈良線でその2駅先の奈良駅までは関西本線に乗り入れる形になっていますが・・・)。にも拘わらずいつも使い古しの電車が使われているのはどうしてでしょう。競合する近鉄では立派な特急車両が投入されているのにね~。

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現在の使用車両は、この205系と221系(下の写真)。205系は1985年から1994年、221系は1989年から1992年の製造で、厳密には221系は国鉄車両ではありませんが、どちらも四半世紀以上経過した車両。

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205系がホームに佇んでいる姿は妙に懐かしい感じ。そう、かつて南武線や横浜線でよく見た光景です。

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運転台は最近のワンハンドルで無くて、マスコンとブレーキが左右に配置されているタイプ。デジタルのメーターは一つもありません。

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所属標記を見ると「近ナラ」。これは近畿統括本部奈良電車区の意味ですが、下に薄っすら「近ヒネ」の文字が見えます。これは近畿統括本部日根野電車区の意味。まず阪和線に新車で投入され、その後使い古しが2018年に奈良線に回って来た証拠。

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関東ではかつて同じ205系でも0番台が大活躍していました。0番台は国鉄時代の1985年から分割民営化後の1991年にかけて、山手線・横浜線・埼京線・南武線・京浜東北線・中央・総武緩行線・京葉線・武蔵野線、さらに関西では、JR西日本の東海道・山陽本線(京阪神緩行線)に投入されました。

下は横浜線の長津田駅。

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そして南武線の立川駅。どちらも今では見られません。

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一方、1000番台は1988年にJR西日本が阪和線向けに設計・投入した車両で、前面窓のレイアウトが変更されて運転士側の窓が狭いものとなり、反対に助手席側を大窓に変更、下方に250mm拡大されたものとなっています。関西と関東で窓のレイアウトが逆になっているのはどうしてでしょう。関東と全く同じ車両を嫌ったから??・・・まさかねぇ~。

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さらに10年遡ると、奈良線にはまだ103系電車が残っていました。

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2011年、2012年に撮った写真です。

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次にホームを覗いた時には205系はまだ残っているでしょうか・・・。

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