4月30日火曜日。雨のち晴れ。朝は18℃、日中は23℃。花粉は「少ない」。ゴールデンウィークの狭間、通勤電車は普段よりやや空いていました。
今日のクリニックは午前も午後もバタバタ。一昨日と昨日は日曜日と昭和の日で連休でしたし、近隣で休診のクリニックもあったようで、“初めまして”の方や“お久しぶり”の方もちらほら。長引くカゼ症状の方は今日も多め。発熱の方の中には新型コロナウイルス感染症の方もいらっしゃいました。
さて以下は一昨日の日曜日の話。
土曜日に松本のビジネスホテルに泊まり、日曜日は朝からレンタカーで松本を出発。信濃大町、白馬方面へ向かいました。今日は朝から快晴に恵まれて気温も高くなりました。
下は途中で買い物に立ち寄ったコンビニの裏庭の眺め。オヨヨ!。
今回ここまで来たのは、春先にだけ現れる春の女神、ギフチョウ、ヒメギフチョウを見るため。両種とも年に1回、桜やカタクリの花が咲く頃、ごく短い期間にしか見られません。
目星を付けていたポイントには朝9時半頃に到着。周辺は明るい杉林です。
足元にはたくさんのカタクリの花が!。
ギフチョウたちの食草も新鮮。
そしてやや盛りを過ぎてはいましたが桜の花も!。舞台装置は完璧~。
何と既に先客の方が20~30人ほどもいらしてビックリ!。
ギフチョウとヒメギフチョウは類縁種ではあるものの、基本的には棲み分けています。ただこの白馬周辺だけは全国でも珍しい両種の混棲地。
一度に両種を狙える上に、寒冷地のこのあたりが全国でほぼ最後に姿を見ることが出来る発生地。生育環境は悪化の一途を辿って周囲の発生地が少なくなってしまったため、どうしても大勢の方が同じ場所に集中してしまうことになるようです。
それにしても皆さん重装備で、長い超望遠レンズを付けたカメラを複数台首からぶら下げています。う~ん、物見遊山の私とは気合いの入れ方が違います。私の敵いそうな方々ではありません。
そこへ千両役者が登場すると、皆さん一斉に一点を目指して全力疾走!。結構ご高齢の方もいらっしゃるのに、すっ、素早い!。鈍重な私が追いつく頃には、撮影に良いポジションは既に占拠され、脇から何とかレンズを向けてピントが合う前には飛び去ってしまう・・・。そんな事の繰り返しになってしまいました。
下の写真は今回のファーストショット。ヒメギフチョウですが、まあそこに“居ました”というだけの証拠写真。
ありゃ、向こう側へ回り込んでしまってお尻しか見えない・・・。
飛んでいる姿は見かけるのですが、基本アゲハチョウの仲間ですから飛び方は俊敏。個体数も多くありませんでした。
それでも杉林の奥で休んでいるところを何とか撮ることが出来ました。こちらはギフチョウ。
接近すると飛んでしまって・・・。森の奥まで追いかけて何とか姿を捕らえることが出来ました。
う~ん、でも枯枝や下草が邪魔。
皆、同一個体の写真です。
折角ならカタクリや桜の花で吸蜜しているところを撮りたかったな~。
私、せっかちでひとところで留まっていることが出来ない性格。ほどほどで切り上げて、周辺の他のポイントの様子を偵察に行くことにしました(・・・これが間違いでした!?)。
続きはまた後日に~。