4月23日火曜日。曇り。朝は15℃、日中は19℃。花粉は少ない。今日は終日曇り空で日中も20℃に届かずチョッとヒンヤリ。
今日のクリニックはそれなりに混雑。やはり長引くかぜ症状の方がちらほら。今日も新型コロナウイルス感染症の方はいらっしゃいましたが、ここのところインフルエンザの方は鳴りを潜めています。大和市特定健診・長寿健診の予約は早くもだいぶ先まで埋まって来ました。皆さん、出足が早いようで~。
さて以下はだいぶ時間が経ってしまいましたが、2月の秋田行きの続きを。
秋田駅から特急「つがる1号」に乗車して大館駅で10時29分発の花輪線に乗り換え。キハ110系の2両編成に乗って十和田南駅に11時07分に着きました。
十和田南駅は島式ホーム1面2線を有する列車交換可能な地上駅。私が乗っている盛岡行はホームの左側に入線します。
正面に見えるのはここで交換する大館行の下り列車です。
スイッチバック構造の駅なので運転方向切替が必須。しばらく停まります。今乗って来た列車は右の盛岡行、左はここで交換する大館行です。
このような構造になっているのは、ここから更に山奥に入った小坂方面への路線延長計画があったため。この先にある小坂町は日本三大銅山であった小坂鉱山の興盛とともに発展して明治の末には秋田市に次ぐ県下第二の町として賑わっていたところ。
ここからはチョッと話が逸れますが、小坂町は数年前の夏に訪れたことがありますので、以下にその時の写真を載せます。
下の写真は1905年建築の小坂鉱山事務所跡。現在は鉱山資料館になっています。瀟洒な白亜の木造3階建て。
飾り窓などルネッサンス風の外観や正面中央のバルコニー付きポーチ・・・。
内部には見事な曲線美を描くらせん階段。当時の繁栄ぶりが偲ばれます。
町には社宅が建設され、水道や電気・鉄道や病院・芝居小屋「康楽館」も整っていました。
下の写真は芝居小屋「康楽館」。小坂鉱山従業員及び家族の慰安施設として建てられた日本最古級の芝居小屋で、外観は正面屋根のアメリカ木造ゴシック建築の影響を受けた軒飾り、唐草がからんだ棟飾りなど、白亜の西洋建築。
内部は黒子さんのガイドで館内見学が出来ます。
花道、昔ながらの桟敷席・・・。
常連さん用の2階席も。
舞台下の切穴(すっぽん)や回り舞台といった人力によって動く仕掛けも見学出来ます。
この時は廃止になった小坂鉄道跡を辿って小坂町までやって来たのですが、全く予備知識無しで小坂町に辿り着いたので、街中の立派な文化遺産の数々にビックリ。秋田のこんな山奥(失礼~)に立派な街があったとは・・・。
この小坂町と十和田南駅の位置関係を鑑みると、花輪線は元来大館と盛岡を結ぶ目的の路線ではなく、盛岡から小坂町、大館から小坂町をそれぞれ結ぶ予定だった路線が、十和田南で合流して小坂町を目指すはずだったということかも。う~ん、なるほど~。
だいぶ話が逸れてしまいましたが、続きはまた後日に~。
これから大和市医師会内科医会幹事会に行って参ります~。
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