5月18日土曜日。晴れ。朝は17℃、日中は27℃。朝は爽やかでしたが、日中は気温が上がって汗ばむ陽気になりました。
今日のクリニックは比較的平穏。受診者数は少なくありませんでしたが、診療が滞ることなくスムーズに進み、ほぼ時間通りに終了。今日も新型コロナ陽性の方がちらほら。
さて今日も昨日に引き続いて“鉄”ネタです。
下の写真は現在発売中の「JTB時刻表」の5月号。最近はスマホで直ぐに検索してしまうので、時刻表も昔ほどは売れなくなっているかもしれません。
ページを捲ると索引を兼ねた全国の鉄道路線図が掲載されていますが、先月号まで掲載されていて今月号になって消えてしまった路線があります。
・・・それは根室本線の富良野~新得間。石狩と十勝の境、険しい狩勝峠を越える区間で、新線にルート変更される前までは日本三大車窓の一つに数えられていました。
下は古い鉄道地図です。
JR北海道は2023年3月30日付けで国土交通大臣宛てに鉄道事業廃止出書を提出。1年前から2024年4月1日をもって根室本線の富良野〜新得間を廃止することは決まっていました。
根室本線は総延長443.8km。かつては函館、札幌と帯広、釧路、根室などを結ぶ大動脈で、特急や急行などの優等列車が頻繁に往復していました。私自身も学生時代には夜行列車でお世話になりました(特急には高嶺の花で乗れませんでしたが・・・)。
廃止となるのはこのうちの富良野〜新得間の81.7km。同区間内の東鹿越〜新得間は2016年の台風により被災して代行バスを運行中でした。
下の写真は不通後に、不通区間にある幾寅駅を表敬訪問した際のチョッと古い写真たち。
駅舎は北海道らしい構造の渋い木造ですが・・・。
「幌舞駅」という実在しない駅名が掲げられていました。
実は幾寅駅は高倉健主演の映画「鉄道員(ぽっぽや)」の舞台として使われた駅。
封切り当初は観光客が大挙して押し寄せたのでしょうが、今は奇特な旅行者やライダーがたまに訪れるだけ。
駅舎の中はさながら映画の記念館の様相でした。
駅前にも撮影で使われた車両や建物が残されていました。
下の建物は元々あったものではなく舞台装置です。
駅前には他に何も在りません。
発車時刻表は列車ではなく全て代行バス。
錆びついた線路は残され、復旧を念じておりましたが・・・。
二度と列車は通らないことになってしまいました。
北海道では留萌本線も深川~石狩沼田を残して廃止となり、鉄道でくまなく旅行が出来ていた時代は遠い昔になりました。
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