10月7日月曜日。曇り時々晴れ。夜になって雨。朝は20℃、日中は27℃。
週明けのクリニックはそれなりに混雑しましたが、予約外の方は少なめでしたので診療の進みはスムーズでした。発熱の方も少な目でほぼ時間通りに診療終了。最近では珍しいかも!?。
さて今日は週末の出雲行きの続きを。
10月6日日曜日は朝から一畑電車の雲州平田駅構内での体験運転に参加して来ました。参加費は12000円。受付時に名札と社紋入りの手袋を渡されました。
係員の方について車庫の前を通って講習室へ。
初回コースは3名。まずは現役の運転士さんから電車の仕組みや運転操作の講習を受けます。机の上には3名分のブレーキ弁ハンドルが。
判りやすいテキストを準備して下さっていました。
約30分の講習の後はいよいよ電車へ。
まずは床下をのぞき込んでブレーキシステムの解説。コンプレッサーで作った圧縮空気をブレーキシリンダーに送り込んで・・・。
そこに繋がれたブレーキロッドを介してブレーキシューを車輪に押しつけてブレーキがかかります。最新車両の難解な制御装置と違って、メカに弱い私でも直感的に理解できるテコの原理です。
運転させて頂く車両はデハニ50形。一畑電車オリジナルの車両です。
車内には「日本車両昭和4年製造」と「ナニワ工機昭和32年改造」の銘板が。御年95歳!!。
1995年には鉄道友の会「エバーグリーン賞」を受賞しています。
運転台はとってもシンプル。メーターは速度計とブレーキの圧力計の2つのみ。
さていよいよ体験運転の始まりです。まずはマスターコースの4名の方々の運転を見学。本日のマスターコースの方々は大ベテランの方々ばかりで、参加回数が3桁、中には4桁の方も!?。
ベテランの方々は、運転時間やブレーキ操作、衝動の有無、停止位置の正確性など、ハイレベルな技を競っておられるようでした。
私はと言えば、頭の中でイメージトレーニングを繰り返しながら諸先輩の運転を見学していましたが・・・。
いよいよ自分の番になると緊張で思う様に身体が動きません。それでもマスター・コントローラー(マスコン)を操作し、重厚な吊り掛けモーター音を唸らせて電車が動き出した瞬間は正に感涙モノでした。
ただ操作上は動かすのは簡単ですが難しいのは停める方。停止位置が近付いて来て慌ててブレーキをかけると衝動とともに手前で止まってしまいます。今日の乗客の皆さんは笑って許して下さいましたが・・・。
約120mを2往復。4回の体験運転はアッと言う間に終わってしまいました。う~ん、これは・・・ハマってしまいそう。
マスターコースの強者の方々は近所の方かと思いきや、関東から遥々通って来ている方もいらっしゃるとか。へ~ (*_*;。
さらに一畑電車では、全国初の本線を使用する体験運転『一畑電車 こだわり体験運転』という催しもあって、終電後の車両をそのまま使用して本線上を運転するのだそうです。ホームページによると、列車無線を使用して運転指令に対し入換要求を行い、入換信号機を確認して車両を進行させ、夜間なので前照灯を点灯した状態で運転。距離は往復約500mでポイント通過もある・・・。正に夢の様なシチュエーションです。
参加費120000円なんて安いモノ・・・!?。
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