3月15日土曜日。晴れのち曇り。朝は6℃、日中は12℃。朝は晴れていましたが午後から天気は下り坂。
週末のクリニックはそこそこの混雑。昨日までの気温の上昇で花粉症が酷くなった方がさらに増えました。「眠くなっても良いからガツッとした薬を・・・」なんて方も。時節柄か転居されるために紹介状を所望される方も多め。一番遠い方は上海(!)。中国語では書けないので英語の紹介状を・・・。
さて今日は2月の九州乗り鉄の続きを。
2月23日日曜日は長崎から西九州新幹線「かもめ」から「リレーかもめ」を乗り継いで博多駅に11時10分着。博多駅構内は恐ろしいほどの混雑でした。インバウンドの方がびっくりするほどたくさん。地下街でランチを済ませてから12時14分発の特急「ゆふ3号」別府行に乗車すべく5番ホームへ上がりました。
発車時刻の5分前になって入って来たのは真っ赤なキハ185系。国鉄が最後に開発した特急形車両で、1986年に四国地区に導入されました。今や貴重な国鉄形車両です。
JR移行後は長らくJR四国で活躍していましたが、後継車両の開発で余剰になり、1992年にJR九州に売却されました。JR九州では装いを一新して今でも活躍を続けています。
てっきり2両編成かと思いきや意外にも5両編成。今の時代にはローカル特急ではなかなか見かけない長大編成です。大きなスーツケースを持ったインバウンドの方が大勢乗車。ホームも車内も外国語が飛び交って日本人は肩身が狭い感じでした。大きなスーツケースが収まり切れないうちに発車時刻に。
定刻に小刻みの振動と気動車らしい重厚なエンジン音を響かせながら力強く発車。鹿児島本線を久留米まで南下して久大本線に入線。線路規格の良い鹿児島本線から久大本線に入った途端に揺れが大きくなったかも!?。
日田を過ぎると次第に山深くなり、川の流れに沿って走ります。時々天高くに立派な大分自動車道が見え隠れ。長大トンネルと高い橋梁で最短経路を結ぶ高速道路には旧来の鉄道は速達性の点では到底太刀打ち出来ません。途中の豊後森では豊後森機関区跡の扇形機関庫とターンテーブル、9600形蒸気機関車の姿が見えました。いつかはチャンと下車して見学したい場所です。
カーブの多い単線の山道を辿りますが・・・。
パワーのある185系は軽快に進みます。
由布院ではほとんどのインバウンドの方たちが下車。ここで乗客がほとんど入れ替わりました。湯布院の街はきっとインバウンドの方々で溢れかえっていることでしょう。
反対のホームには豪華なクルーズトレイン「ななつ星 in 九州」の姿がチラリと見えました。
由布院を発車すると向之原で特急「ゆふいんの森」と交換。こちらは1989年3月に運用開始。リニューアルはしていますが、種車は1963年から1970年に製造されたキハ58・65形。驚きです。
大分駅が近付いて来ると沿線は急速に都会の風景に。
大分駅には15時29分着。
隣のホームには黄色く塗られた18m級一般形気動車キハ125形の姿が。
今日は大分駅直結のJR九州のビジネスホテルに投宿。
このホテルには遥か彼方まで見渡せる地上80mにある露天風呂があって、風が強くて寒かったもののなかなか爽快でした(もちろん写真はありません)。
ちょっと早めですが今日の行程はここでおしまい。明日に備えます。続きはまた後日に。
追記:「ゆふいん」の表記はご存じかも知れませんが「湯布院」と「由布院」の表記が混在して使われています。1955年に旧湯平町と旧由布院町が合併して「湯布院町」となり、さらに2005年に庄内町・狭間町・湯布院町が合併して「由布市」になったのも一因のようです。由布院温泉や由布院駅のある湯布院町は「由布市湯布院町」です(??)。
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