4月8日火曜日。晴れ時々曇り。朝は7℃、日中は20℃。花粉は「極めて多い」。
今日のクリニックは朝から結構な混雑。気候が不順なせいか体調が優れない方が多めでした。胸の違和感や圧迫感、動悸などの胸部症状を訴える方や、何となく調子が悪いなんて仰る方も。かぜ症状の方は一時よりも少なめで、熱の方は今日も僅かでした。
さてだいぶネタが古くなってしまいましたが以下は2月の乗り鉄の続きを。
長崎から博多を経由して特急「ゆふ」に乗車し、久留米経由久大本線で大分までやってきました。夕方早めに駅前のホテルにチェックインしたので、駅近の若草公園に保存されているC55形蒸気機関車を見に行きました。学生時代にも来たことがあるので今回が2回目です。繁華街の中にある公園の一角にC5553は鎮座していました。
荒廃して解体の憂き目に遭っている公園機関車が少なくない中で保存状態はとっても良好。雨除けの屋根も備えられていて大切にされているようでした。
機関車に登って遊ぶ子供除け(?)の金網が張り巡らされていてチョッと物々しい感じですが、チャンと保存するためにはやむを得ない処置かも。
下はシリンダ、ピストンから動力を動輪に伝える走り装置の心臓部。
空気圧縮機。
反対側には給水ポンプ。3対の直径1750mmのスポーク動輪。
泥溜と1軸の従輪。
運転台(キャブ)にも上がることが出来ます。
向かって左側が機関士席。運転席内の主要部品もチャンと残っていました。
右側が機関助士席。機関士も機関助士も所定の位置に座っても前方の視界は良くありません。
石炭と水を積む炭水車(テンダ)。
炭水車(テンダ)の後ろにこの機関車の説明板が。現役時代の写真も添えられています。
・・・が、この機関車はC5553ではない(!?)のです。
この話はその筋では有名。C5553は大分時代に長距離運用に就くためにテンダを大型のD51のものと振り替えていましたが、このテンダは本来のC55のもの。
ご丁寧に三菱の製造銘板もC5553のモノが取り付けれられていますが・・・。
小倉工場式切り取りデフ(除煙板)、いわゆる門デフの形態はC5546のものなのです。
どういう理由ですり替えられたのかは知りませんが、実機の正体はC5546ですからC5546として保存すべきですよね~。
正体を隠してC5553の替え玉として保存されたC5546の気持ちは察して余りある感じです。
実は同じような替え玉ケースは他にもあって、北海道のC5550が小樽市総合博物館に保存された際にC5530のプレートを付けていたり(現在は修復されています)、近場では相模原の鹿沼公園のD52138がD52235として保存されていたり・・・。姑息的な帳簿合わせが旧国鉄時代には横行していたのでしょうか!?。
コメントする